AFJCトップ > AFJCの活動 > File.027 アルジェリア文化宮殿に於ける茶道デモンストレーションと解説 

 File.027
アルジェリア文化宮殿に於ける
茶道デモンストレーションと解説
2017.10.25 アルジェリア

-平成29年度国際交流基金助成プログラム-


 正しくは、アルジェリア文化省附属文化宮殿(在アルジェリア日本大使館資料より)と称し、原語はフランス語により、Palais de la culture Moufdi Zakaria と記される施設。1984年に開館した建物で、高台に位置し、アルジェの街が一望できる場所に建てられています。冠されているMoufdi Zalariaはアルジェリアの詩人ムフディ・ザカリアといわれています。

 2017年10月25日、直前の開催地であったバルセロナからアルジェリア民主人民共和国の首都アルジェに移動し、日本大使館様のご支援により茶道のデモンストレーションと講義、また、併設して備前焼の一部作品と、茶道具・古文書類についての展示を実施いたしました。

 今回の開催は在アルジェリア日本国大使館が開催するジャパンウィークのイベントの一環として開催されるものであり、先の7月に行われた式典でのデモンストレーションについて関係者の方より高いご評価を賜り、当会代表の森と副代表の木村が招聘を受けました。往復交通費については国際交流基金の助成プログラムより支弁され、滞在については在アルジェリア日本国大使館の支援を受けました。

当地訪問中、森は同宮殿大ホールに於いて茶道の紹介を行い、木村は同宮殿の展示ホールに於いて作品の解説を行いました。また、久留里藩老森家伝来の古文書類(伝烏丸光廣撰・寛永行幸絵巻ほか)をパリで展示をしていた関係で、急きょ同宮殿の展示ホールでも展示を行うことになり、茶道紹介のほか、英語によるギャラリートークを2回開催しました。

会場をアルジェリア文化省に付属する文化宮殿のオーディエンスホールと、展示ホールの2か所において開催され、森は1時間半の茶道講義とデモンストレーション、木村は展示ホールでの備前焼作品の展示を担当しました。展示ホールでは、ほかにも似顔絵、書道、折り紙と言った各分野の専門家が招聘されており、茶道や備前焼についてもその一環として行われています。

 当会では3回目のアルジェリア訪問とデモンストレーションとなりましたが、初回は公邸夕食会へお越しいただいた政府要人へのおもてなしとして2016年12月に開催。2回目は日本政府が主催する式典でのおもてなしとして2017年7月に開催、そして今回は日本が大好きなアルジェリアの若者たちが対象です。

今回の試みは昨年、リヨンで行ったJapanTouch2016での経験が大変役に立ちました。
まず、茶道以前にお茶がどういうものかというお話から始めていきます。

何しろ、ここに座る子供達の多くが茶道を見たことがない子たちばかりです。みなさん食い入るように話を聞いてくれました。その眼差しは今回のイベントで一番熱いものを感じました。

 客席中から公募した3人を壇上に座っていただき、点てたお茶を飲んでいただくことを行いました。
点前中は私語を禁じて、所作をプロジェクターに表示。

 遠くの席でも「今、何をやっているのか」をわかるようにしました。
終了後、ステージ周りに集まって来た子供達に道具に説明をして、時間を許す限りでさらにお茶の話も続けました。

 フランスがそうであったように、アルジェリアでも日本のアニメが人気を集めているところもあり、そうした思いを連想させるおもしろい質問が飛び交いました。たとえば袴姿の我々をサムライと呼んだり、(着物姿を指差して)なんのアニメのキャラクターかと聞いてきたり。

 もしかしたら点前自体が理解できてなかったのかもしれない(見たことがなければ無理もない事です)、ああ、茶道というものをもっと知ってもらう必要があるなあと感じました。 何も知らないところから伝えていくというのは重責のある行為です。だけれど、誰かがやらねばずっとこのまま。せっかく日本が好きな子供達に、もっと知ってもらう絶好の機会であることは間違いありません。

大変素晴らしい機会を与えてくださいました、駐アルジェリア日本国大使・藤原聖也閣下、並びに日本大使館職員の皆様、また助成事業を認定くださいました国際交流基金様に心より御礼を申し上げます。
(森・木村)

 (後援)
千葉県船橋市・岡山県備前市・船橋市教育委員会・備前市教育委員会
(協賛)
国際交流基金様
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